70分遅れのプレーボール 人気アイドルも急いで始球式 “大暴投”にどよめく カープOBは優しくフォロー
「広島-阪神」(17日、マツダスタジアム)
指原莉乃がプロデュースする アイドルグループ=LOVE(イコールラブ)のメンバー、山本杏奈(27)が始球式を務めた。
雨の影響で1時間以上も試合開始が遅れた一戦でマウンドへ。通常より急いで投球する状況ということもあってか、近本の背後を大きく通過する一球となった。
捕手の坂倉が走ってボールを追いかけるほどの“大暴投”に、球場もどよめき。山本はマウンドで自身の頭をたたいて悔しさをにじませたが、中継で解説を務めた広島OB・前田智徳氏が「ちょっと肩が冷えたかも」と優しくフォローした。
投球を終えた山本は「グループに入った時、最初に個人の夢として掲げたのが始球式でした。今、夢が叶ってすごくうれしいです。(投球が)それてちょっと悔しいんですけど、全力で楽しく投げさせていただいたので悔いはないです。カープ勝利への思いを込めて投げさせていただきました」と笑顔で振り返った。
広島出身で子どもの頃からカープファン。特に松山竜平外野手が「推し」で、背番号「55」のユニホームでマウンドに上がった。山本は「松山選手にも、この思いが届いていたらいいなと思います」と声を弾ませた。
試合は19時10分にプレーボールとなった。





