広島・大瀬良 リベンG7回0封2勝目 前回対戦で黒星も無四球三塁踏ませぬ快投「のらりくらり投げることができました」
「広島3-0巨人」(14日、マツダスタジアム)
明るい表情を浮かべながら、広島・大瀬良大地投手は勝者の列に加わった。悔しさを味わった巨人打線に立ちはだかり、7回5安打無失点。三塁を踏ませない好投で、4月23日以来の2勝目を手にした。「打ってもらい、守ってもらいながら。助けられながら、のらりくらり投げることができました」と勝利の余韻に浸った。
四回2死まで一人の走者も許さず、主導権を握った。この日はスライダーとチェンジアップを有効に活用しながらアウトを重ねていった。
奪った全21個のアウトのうち、12個がゴロアウトによるもの。「的を絞らせない投球ができたのではないか。スライダーとチェンジアップ、そしてフォークも球速帯を変えながら投げた。その辺がうまく低めに決まってくれて、ゴロアウトが多かった」と振り返った。
前々回登板の4月30日・巨人戦では二つの四球からピンチを招いて2点を失い、黒星を喫した。この日は無四球。「今日は無四球で終えたい気持ちが一番強かった。サク(坂倉)がいいリードをしてくれたし、気持ち良く腕を振ることができた」と女房役に感謝した。
この日は、ズボンの裾がスパイクにかからない丈のユニホームを着用。セ・リーグでは中日・大野や阪神・坂本などが同様の着こなしでプレーしている。「気分転換で、ちょっとスマートに。いつもダボダボなので。動きやすさはあった」と好感触。2勝目を皮切りに大黒柱が勢いに乗っていく。





