「奨成いいね、キテルね」広島・新井監督が「奨成」と5回も連呼 ついに覚醒気配の25歳を大絶賛「ずっといいものを見せてくれている」
「DeNA3-5広島」(10日、横浜スタジアム)
広島が3点差をひっくり返して逆転勝ち。昨年9月3日から続いた横浜スタジアムでの連敗を8で止めた。
打線は3点を追う四回無死一塁で、ファビアンが左翼ポール直撃の4号2ラン。3試合ぶりの一発で1点差に詰め寄り、反撃の口火を切った。これでファビアンは自己最長を更新する9試合連続安打、5試合連続打点となった。
1点を追う六回は1死二塁で再びファビアンが右前にポテンヒット。二走・中村奨が一気に本塁を陥れ、試合を振り出しに戻した。中村奨は九回にも5点目をたたき出す適時打を放ち、勝利に大きく貢献した。
試合後、新井監督は「先制されたけど、ファビの2ランで『よし、行くぞ』となった。みんないいバッティングだった。奨成ね。本当、走塁もいい判断で帰ってきたし、ずっといいものを見せてくれている」と絶賛した。九回の一打についても「大きい、大きい、あの一本はすごく大きかったね」とうなずいた。
17年ドラフト1位で入団も、結果を残せず背番号も96に。崖っぷちの立場となっていたが、8年目の今季はここまで16試合の出場で打率・364と覚醒の気配が漂う。
価値ある1勝。新井監督は「ビジターゲームで先制されながらも、ひっくり返してというのは、すごく内容のいい一日だった。奨成ね。奨成、いいね。ずっといい。奨成…。『いいね、奨成、キテルね』という感じで」と5回も名前を連呼し、賛辞が止まらなかった。





