広島・小園 スタメン復帰で奮起「絶対やり返したろうと」雄たけび四球&3出塁躍動 新井監督も納得顔

 6回、中前打を放つ小園(撮影・佐藤厚)
 7回、小園は四球を選ぶ(撮影・佐藤厚)
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 「ヤクルト0-4広島」(5日、神宮球場)

 広島・小園海斗内野手がほえた。試合を決める一打やチームを救う好守ではない。たった一つの四球だ。そこに弱い姿はない。指揮官が求める“強い姿”を、気迫がこもったプレーで体現。「絶対やり返したろうと思っていました」と静かな口調の中に中心選手のプライドをのぞかせた。

 「6番・三塁」で2試合ぶりの出場。二回無死一塁で迎えた第1打席で気合を見せた。小川に対し、8球粘ると最後はフルカウントから低めの変化球を見極め、四球をもぎ取った。バットを止めると、すぐさま右拳を握り、咆哮(ほうこう)。「状態は悪いので、何とかしてつなぎたい気持ちが出た」と意地で自身の役割を果たした。

 六回1死では小川のカーブを中前に運ぶと、続く田村への2球目で今季4個目の盗塁に成功。七回にも四球を選び、23年7月13日・巨人戦以来の6番起用で3打数1安打、3出塁の躍動を見せ、「まず今日は自分の仕事ができたって感じです」と淡々と振り返った。

 4日・中日戦(マツダ)で約2年ぶりにスタメン落ち。試合後、欠場の理由を「ここ最近、グラウンドで弱い姿が見受けられる」と説明していた新井監督は、目の色を変えて戦う小園の姿に「ヒットを打った打たないではなしに、今日はいい姿で野球をしていたと思います」と納得の表情を浮かべた。チームは3連勝で貯金1。背番号5が誰よりも必死に、誰よりも泥くさく、勝利を追い求めていく。

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