前歯8本損傷の広島・二俣がド根性の今季初本塁打 フェースカバーを外した一戦で確信アーチ 新井監督も大喜び

 「広島7-1中日」(15日、マツダスタジアム)

 2日・ヤクルト戦(神宮)でバントを試みた際、顔面にファウルチップが直撃し、上下の前歯計8本損傷する重傷を負いながら、試合出場を続けている広島・二俣翔一外野手が八回、中日・岩崎から左翼席にダメ押しの今季1号ソロを放った。

 八回2死で148キロ直球を捉えると、確信からかバットを左手に握ったまま掲げるように一塁へ走り出した。一塁側ベンチの新井監督も大喜びで、ダメ押し弾の一発を喜んだ。

 二俣は負傷翌日の試合も新井監督に出場を志願し、黒いフェースカバーを装着しながらプレーを続けてきたが、この日からフェースカバーを外し、試合に臨んでいた。口内の裂傷も8針縫うほどの大ケガにも関わらず、プロ5年目でつかんだ大きなチャンスを絶対に手放したくないという強い思いがにじむ。

 一塁側ベンチに戻ってきた際には、両手で寿司を握るしぐさを見せ、それを末包が頰張るといったパフォーマンスも繰り広げていた。

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