広島・森下「悪くなかった」 3・28阪神戦初の開幕へ最終登板3回1失点 「ストライクゾーンで勝負できて良かった」

 「オープン戦、ソフトバンク5-1広島」(21日、みずほペイペイドーム)

 準備は整った。28日の阪神戦で自身初の開幕投手を務める広島・森下暢仁投手が先発し、3回3安打1失点でまとめた。開幕前最後の登板を終え、「ランナーを出してもしっかり投げることができた。今まで通り準備して、マウンドに上がれるようにやっていきたい」とクールに語った。

 ストライク先行でテンポ良く腕を振った。球数は34球で、打者11人中8人を3球以内で決着。「ストライクゾーンで勝負するということは決めていた。それができて良かった」。三回2死二塁から周東に左翼への適時二塁打を浴びるも、投球全体を「悪くはなかった」と振り返った。開幕戦でもバッテリーを組むことが有力視される会沢と、息の合ったコンビネーションを披露した。

 この日は予定されていた3イニングで降板したものの、14日のロッテとのオープン戦で5回1安打無失点、83球を投じており、調整に問題はない。オープン戦は3試合に登板し、計11回を投げて失点は2。新井監督も「いいんじゃないの?」と目尻を下げ、「あとは開幕に向けてしっかりと調整してもらえれば」と信頼を寄せた。

 さぁ虎狩りへ。森下は「対戦相手も見て、あとは本拠地に戻ってやっていけたら。とにかくチームが勝てるように頑張る」と前を向いた。最後の最後まで最善を追い求めて、大一番のマウンドに立つ。

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