「ＤｅＮＡ２－５広島」（２４日、横浜スタジアム）

　広島の新井貴浩監督が左投手から左投手にスイッチする小刻み継投を決断し、ピンチを切り抜けた。

　１－１の同点に追いついた直後、八回は１死から先発・大瀬良がオースティンに四球を与えたところで降板。２番手には塹江がマウンドに上がった。左腕は佐野に左前への二塁打で１死二、三塁のピンチを迎えるも、４番・筒香を三振に打ち取った。ここで新井監督がベンチを出てきて、さらなる継投に踏み切った。

　コールされたのは塹江と同じ左腕の森浦。左から左へスイッチされた中、森浦は右打者の山本を捕邪飛に仕留めてピンチを脱出した。森浦は１９日・巨人戦で坂本、萩尾、山瀬の右打者３人を３者連続三振に斬るなど、右打者に好成績を残している。

　試合は延長十回、小園、末包、野間の３本塁打で４得点。ＤｅＮＡに競り勝った。