広島 松山痛恨併殺で1点差惜敗 2連敗で阪神に負け越し ゲーム差2・5に拡大

 「広島1-2阪神」(23日、マツダスタジアム)

 広島が競り負け、首位・阪神とのゲーム差を2・5に広げられた。

 あと一歩だった。九回はゲラを攻め、1死一、三塁の絶好機。ここで代打の切り札、松山が登場したが、痛恨の二ゴロ併殺打で試合終了となった。

 打線は相手先発・西勇に苦戦した。三回まで無安打に封じられ、四回は1死一、二塁の好機で小園と坂倉が凡退。五回も2死一、二塁で秋山が二ゴロに倒れた。

 西勇との対戦は4月11日以来。同戦でチームは勝利したが、8回無失点に封じられていた。この日も6回3安打無失点の好投を許し、試合の主導権を握られた。

 2点を追う八回は2死一塁から菊池の左前打をノイジーが後逸する間に1点を奪った。なおも2死一、二塁と一打逆転の好機をつくるも5番・坂倉が二飛に倒れた。

 投げては4月25日以来の登板となった先発・ハッチが粘りを示した。初回2死二塁で大山に右前適時打。先制点を献上したが、続くピンチを踏ん張って最少失点で切り抜けた。三回は安打と四死球で無死満塁。ここで大山を一飛に仕留めると、ノイジーを三ゴロ併殺に料理して追加点を許さなかった。

 五回も無死一、二塁で後続を寸断。登板予定だった一戦が何度も雨で流れて間隔が空いていたが、ゲームメークしたハッチ。打席が巡った五回に代打を送られて勝ち投手の権利は手にできなかったが、役目を果たした。

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