広島・坂倉 “鬼門神宮”突破へ自覚たっぷり チームは昨季2勝10敗も自身4本塁打「気を引き締めてやれればいい」

 鬼門突破で連勝街道突入じゃ!広島の坂倉将吾捕手(25)が22日、23日から始まる敵地でのヤクルト戦へ向け、闘志を燃やした。昨季、チームは神宮で2勝10敗と苦戦する中、自身は4本塁打を放ち、球場別ではトップの打率を残すなど、好相性を誇った。捕手としても強力打線封じを誓った扇の要。攻守にわたる活躍で、引き分けを挟んで3連勝中のチームを、さらに勢いづける。

 今季初の鬼門・神宮でも坂倉には関係ない。現在、引き分けを挟んで3連勝中と波に乗ってきたチーム。23日から始まる敵地3連戦へ向け、「また1週間ビジターになるので、気を引き締めてやれればいい」と中心選手の自覚たっぷりに言い切った。

 昨季、神宮では2勝10敗、勝率・167と大苦戦。しかし、一人気を吐いていたのが坂倉だった。球場別では自身最高の打率・394をマーク。本塁打もマツダスタジアムの5本に次ぐ、4本を放つなど、大暴れ。その要因を「球場が狭いので、しっかり対応できればスタンドに入る」と分析した。

 相性の良さについて伝えられると、「そういうこと言われると、今年は(打率が)1割とかになったりするので」と苦笑い。「あまり意識はしないように」とした上で「今年も頑張りたいと思います」と気合を入れた。

 捕手として対峙(たいじ)するヤクルト打線へは警戒心を高めた。特にクリーンアップを打つオスナ、村上、サンタナは前カードで、3者とも本塁打を放ち、打率も3割を超えるなど絶好調。「長打力がある打者がそろっている。細心の注意を払いながら、良い試合が出来れば」と強力打線封じに意欲を示した。

 チームの状態は上向きだ。先週16日からのDeNA、巨人との5試合は3勝2分けで負けなし。連勝中に坂倉は4試合に出場し、14打数5安打で打率・357、1本塁打、4打点と打線の中心として躍動。開幕から打率が1割台にまで落ち込む時期もあったが、ここまで菊池と並んでチーム最多タイの7打点を挙げており、21日の巨人戦では今季2度目の4番を任された。

 「(先週)負けなしでこられたのはいいこと。(打撃の状態は)悪くはない。休みを挟むので狂わないように継続したい。イメージをしっかりして、良い休日に出来たらいい」と好調を維持して敵地に乗り込む。

 現在8勝9敗2分けの5位も、4位・DeNAとはゲーム差なし。3位・巨人とも1ゲーム差と、Aクラスは目の前だ。「まだ始まったばかり。1試合が後々大事になってくるので、1試合ずつやっていければいい」と坂倉。頼れる男がさらなる連勝街道へ向け、先頭に立つ。

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