広島が今季初のドロー 延長十二回2死から代走・羽月が盗塁死も、新井監督「勇気を持ってトライした結果」
「広島0-0巨人」(19日、マツダスタジアム)
広島は投手陣が踏ん張って、今季初の引き分けに持ち込んだ。延長十二回は2死一塁で代走・羽月がけん制球に誘い出され、二塁タッチアウトで試合が終わった。
先発・九里は6回2安打無失点、109球の力投。後を受けた中継ぎ陣は七回の矢崎から7人の継投で巨人の攻撃をしのいだ。打線は八回1死で、代打・二俣がプロ初安打。2戦連続で3番に入った野間が今季6度目の複数安打とし、打率・327でリーグ2位に浮上した。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
-投手陣が頑張った。
「よく頑張りました。亜蓮(九里)が走者を出しながらも要所を締めてナイスピッチングだったと思うし、ブルペンも本当によく頑張ったと思います」
-九里は1週間前にやられていた相手に好投。
「本人も気合いが入っていたし粘り強く、彼らしい投球だった」
-打線はチャンスはつくった。
「捉えた当たりが正面に行ったりして不運な面もあったけど、相手もいい投手なのでね。なかなか難しい中で、各自がいい反応をしていた」
-九回、先頭では4番・堂林に代打・田中を送るなど積極采配。
「そこはもう相手を見ながら状況、イニングを見ながら、できることをやろうという感じかな」
-二俣がプロ初安打。
「ナイススイングだったし、本人もうれしいと思うけど、自分もうれしいです。また、次の一本を目指して頑張ってほしい」
-延長十二回、代走・羽月の走塁は積極的に攻めた結果。
「こちらはどんどん行けと言っているので。あそこは勇気を持ってトライした結果なので」