「巨人－広島」（１４日、東京ドーム）

　広島の先発、トーマス・ハッチ投手が来日２戦目のマウンドに臨み、６回４安打２失点で降板した。

　初回は１死から佐々木に右翼フェンス上部に直撃する二塁打を浴びて、いきなり得点圏に走者を背負うピンチを迎えるも、門脇を二飛、４番・岡本和を空振り三振に斬って無失点で滑り出した。二回は三者凡退に封じた。

　味方が先制点を挙げた直後の三回に落とし穴が。１死から投手の高橋礼に内野安打で出塁を許すと、次打者・萩尾に高めに浮いたスライダーを捉えられて、左翼へ逆転２ランを被弾。一振りで試合をひっくり返された。

　四、五回はともに三者凡退。六回は３四球で２死満塁までいくも、小林を三ゴロに打ち取り、グラブをたたいて気合を表現した。ベンチに戻ると、新井監督から言葉をかけられ、グータッチを交わして降板となった。

　ハッチは６日・中日戦で来日初登板し、５回３失点で黒星。２戦連続で味方からの援護が乏しかった。