広島・野間 食らいついた七回一時逆転の2点タイムリー 新井監督「今年も勝負強い」 連敗ストップへ「やるべきこと全う」

 「巨人3-2広島」(13日、東京ドーム)

 両腕を懸命に伸ばし、広島・野間峻祥外野手が食らいつく。打球が左中間を破って二塁に到達すると、三塁ベンチに向かって左手を突き上げた。チームは敗れたものの、一時は逆転となる2点適時二塁打を放ち、存在感を際立たせた。

 1点を追う七回だ。矢野、上本の安打で2死一、三塁。「何とか粘った中で事を起こせれば」という思いで、中川の外角146キロを振り抜いた。2人の走者を本塁へ迎え入れる、意地の快音。ベンチは総立ちになり、左翼スタンドも熱気に包まれた。

 先発・森下の奮闘に応えた一打。「矢野と崇司さん(上本)がつないでチャンスを作ってくれたので、何とかかえすことができて良かった。暢仁(森下)も頑張って投げていたので」と必死の思いで結果を残した。

 12日は戸郷から2打席連続で二塁打。これで4試合連続安打となった。先発出場した試合での無安打はわずか1試合と、コンスタントに快音を響かせている。新井監督も「去年もそうだったけど今年も勝負強い、いいバッティングをしてくれている」と、価値ある一打を称賛した。

 4時間を超える熱戦の末に、チームは競り負けた。試合後、野間は硬い表情を崩すことなく「とにかくチームが勝てるように、自分のやるべきことを全うできるように」と次戦に視線を向けた。まずは連敗ストップへ、頼もしいリードオフマンが攻撃陣をけん引する。

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