広島が今季初のサヨナラ負け 不運な失点にも新井監督は潔く受け止め「ルールなので、それ以上でもそれ以下でもないです」

 12回、大城卓に二塁打を浴びてサヨナラ負け、肩を落として引き揚げる堂林(撮影・西岡正)
 延長12回、大城卓にサヨナラ二塁打を浴びた中崎(撮影・西岡正)
 12回、投手交代を告げた新井監督(撮影・西岡正)
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 「巨人3-2広島」(13日、東京ドーム)

 広島が延長十二回の末、今季初のサヨナラ負けを喫した。2戦連続の逆転負けで借金は今季最多タイの3に膨らんだ。延長十二回は中崎が1死から岡本和に二塁打を許し、代打・大城卓に右中間を破られた。

 この日は珍しいプレーが続く一戦。六回裏は岡本和の飛球が天井の懸垂物に挟まって落下せず、エンタイトル二塁打となる“珍打”で先制を許した。同点の八回裏2死一、二塁では松原の三塁ファウルゾーンへの飛球をエキサイトシート最前列の観客が捕球。落下地点に入っていた三塁・田中は驚いたような表情を浮かべ、新井監督は審判団に説明を求めるも守備妨害とはならなかった。試合後の新井監督の一問一答は以下の通り。

 -中継ぎ陣は踏ん張ったが

 「そうやね。よく踏ん張ってくれた。(先発)森下もナイスピッチングだったし、真っすぐもすごく走っていた」

 -延長十二回1死二塁の場面、塁を埋める選択は

 「ない。考えたけどね、もちろん。2つ選択肢があったと思うけど、あそこはもう勝負。ベンチが決めました」

 -オコエや大城卓など相手打者の状態を見て

 「そうそう。確かに申告(四球)して守りやすくしてという選択肢もあったけど、右打者だし。でもあそこは自分が勝負と、ベンチが、自分が言いました」

 -8回裏の場面は

 「あれはルール上、フェンス?エキサイトシートのラバーのところから観客席側だったらしょうがないと」

 -矢野が好守連発、打撃では1安打2四球

 「打つ方もそうだけど、期待通りのいい守備もしてくれました」

 -6回の失点

 「森下からしたら打ち取った当たりだったんだけど、それがルールなので、それ以上でもそれ以下でもないです。ちょっと森下にしたら不運だったと思うけど、ルールなので、それ以上でもそれ以下でもないです」

 -延長戦を落とした次戦、より重要なことは

 「毎試合、重要。延長戦落としたからとか、連敗中だからとかじゃなく、いつも1試合、1試合と思ってやっている」

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