なぜ?広島・会沢「幻のホームラン」の理由を元NPB審判員が説明 映像見ずに判定変更は「本来の運用であり正しい」

 6回、会沢の本塁打の判定がファウルに変わり、説明を求める新井監督(左)=撮影・中田匡峻
 6回、右翼線に飛球を放つ会沢(撮影・山口登)
 6回、会沢の本塁打の判定について話し合う審判団(撮影・中田匡峻)
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 「阪神2-6広島」(10日、甲子園球場)

 広島・会沢の本塁打が取り消しとなる珍事が起こった。

 広島が5点リードで迎えた六回。会沢が浜地の外角直球を捉え、打球は右翼ポール際へ。一塁塁審・白井審判員が1度は本塁打の判定を下し、会沢はダイヤモンドを1周した。

 阪神・岡田監督がベンチを出たが、その前に審判団が集まって協議し、判定はファウルに変更。リプレー検証も行われなかった。

 広島・新井監督が球審・敷田審判員に説明を求めてベンチを出たが、判定はファウルのまま再開。会沢はフルカウントから見逃し三振に倒れた。

 リプレー映像を見る限り、打球はファウルだった。

 なぜリプレー検証が行われなかったのか。元NPB審判員の坂井遼太郎氏が自身のXで説明。「リクエストに慣れた方には違和感があるかもですが、今回は本来の運用であり、正しいです。疑念がある→協議→正しい判定に変更 近年議論にあがっている、時間短縮の観点からも、映像を見る必要のないレベルの判定は協議で変えるのがベストです」とした。

 新井監督と敷田球審のやり取りについても、「協議してファウルに変更した後、新井監督が出てきた時に、敷田さんは『リクエストできますがしますか?』というような話をしていると思います。ただ、新井監督もおそらく明らかなファウルだと感じていたので、リクエストはしなかったのだと思います」と推測した。

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