広島・床田 発奮していた ベンチの続投要望に応え7回無失点「すごくうれしかった」 新井監督も称賛

 「広島2-1ヤクルト」(2日、マツダスタジアム)

 六回を投げ終えた広島・床田寛樹投手は、ベンチで発奮した。球数は97球。歩み寄った新井監督から背中を押された。「球数も多かったんで、代わるかなと思ってたけど『こっちとしては行ってほしい』と。すごくうれしかった」。期待に応え、続く七回を三者凡退。今季初白星こそつかめなかったが、堂々の7回4安打無失点だ。

 力みが出た三回は1死一、二塁とされるも、味方の好守に助けられて得点は許さなかった。新球チェンジアップは「1球も投げなかった」と苦笑したが、代わりに「バリ良かったです」と自画自賛した外角へのカットボールが武器になった。

 六回1死ではオスナをその“外カット”で見逃し三振、二回はサンタナに対し1ストライクから外角へのカットボールで追い込み、最後は同じ軌道からのツーシームでバットに空を切らせた。

 七回はサンタナ、中村と連続で三振に斬って9奪三振。「あと1個ぐらい取っておきたい」という気持ちも湧いたが「(カウント)3-2になって、あきらめました。ゾーンで勝負しようと」。四球だけは禁物と言い聞かせ、2死から長岡を一ゴロ。役割を全うした。

 これでオープン戦から計17イニング連続無失点と頼もしい限り。指揮官も「期待通りのナイスピッチング」と称賛を惜しまなかった。「無駄な四球をなくし、先頭を出さないようにすれば安心して任せてくれると思う。そういうところを詰めていければ」と床田。昨季11勝の左腕は今季も、フル回転してくれそうだ。

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