広島・久保 開幕1軍確実打! 2安打1打点で駆け込みアピール成功 秋山出遅れならスタメンチャンスも!
「オープン戦、広島3-0ソフトバンク」(24日、マツダスタジアム)
大卒2年目の広島・久保修外野手が駆け込みアピールに成功だ。打っては適時二塁打を含む2安打1打点をマークし、中堅守備では好捕を披露。22日の同戦での“プロ1号”に続く躍動で開幕1軍を確実なものとし「(プロ)初ヒットをまだ打ってないので、打席に立てる機会があれば初ヒットを打ちたい」と先を見据えた。
変化を恐れない姿勢で好結果を生み出した。14日の日本ハム戦終了時点で、オープン戦打率・192。ヤクルト・山田を参考にオープンスタンスの構えを取っていたが「外の変化球がバットに当たらなかった」という。
そこで16日のウエスタン・阪神戦からスクエアスタンスに原点回帰。その中でオリックス・西川のタイミングの取り方を参考にした。「龍馬さんは前後ろに動きながら構えている。それを参考にちょっと揺れてみました」。その結果、この日は二回2死一、三塁から左中間への適時二塁打。七回無死一塁では右前打とし、上昇気流に乗った。
新井監督は久保を「すごく成長した選手」と絶賛。その上で「候補でもあるし、臨機応変に考えながら起用していきたい」とシーズンでのスタメン起用の可能性にも触れた。外野の主軸である秋山は22日の試合で違和感を訴え、「左足首腓骨(ひこつ)筋腱炎」と診断された。開幕戦までの時間は残りわずか。1軍出場経験のない久保が開幕スタメンに躍り出る気配も漂う。