広島・玉村 1年前の再現誓う 開幕ローテ6人目の男に当確の「チャンスなので」19日先発予定

 広島・玉村昇悟投手(22)が18日、約1年前の再現を誓った。19日・西武戦(ベルーナ)に先発予定。アドゥワ、黒原と開幕ローテ最終枠を争っており、最後のアピールチャンスを生かす構え。昨年もチームのオープン戦最終戦となった3月26日・ソフトバンク戦(マツダ)で初登板初先発して5回無失点。そのままローテ入りを決めた。若き左腕が今年も存在感を発揮する。

 今年も“大外一気”で決める。大詰めを迎えた開幕ローテ争い。決まっていない唯一の椅子を手中に収めるべく、玉村が腕をぶした。「チャンスなので、つかめるものはつかみたい。まずは自分の投球を。出せる力をしっかり出すことが大前提」と足元を見つめながら闘志を燃やした。

 昨年はキャンプから2軍スタート。チームのオープン戦最終戦でようやく1軍初見参となった。ラストチャンスとなったマウンドで5回1安打無失点。一発快投で“6人目の男”を当確させた。今年はキャンプを1軍で過ごし「余裕も変な焦りもなく」と過度な意識はなく平常心で腕を振る。

 この日はマツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加。九里からチェンジアップの投げ方について助言を仰ぐ光景があった。

 「ここ最近、あまりチェンジアップを使えていなかった。安定して落ちるというか、変化をつけたいなと思ったので」と意図を明かし「結局落とそうとして、ストレートと違う振りになっていた」と分析。直球と同じ振りで緩急を付けていく投球を、所沢のマウンドでも試みていく。

 17日・DeNA戦(マツダ)ではアドゥワが5回1失点と粘りの投球を見せ、黒原も同日のウエスタン・阪神戦(鳴尾浜)で5回無失点の好投。「結果はゼロがベスト。何とか、いい結果で投げ終えられるようにしたい」と玉村。2年続けて、最後の1枠に滑り込む。

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