広島・秋山 1軍初合流!いざ楽天戦!若鯉との外野争い背中で示す 走・守を重点的に確認 特に問題はない」  

 1軍に合流した秋山は野手の円陣であいさつする(撮影・市尻達拡)
 グラウンドで外野ノックを受ける秋山(撮影・市尻達拡)
2枚

 広島の秋山翔吾外野手(35)が29日、1軍に合流し、マツダスタジアムでの全体練習に参加した。昨秋に受けた右膝手術からの復活を目指す秋山は「体がしっかり動かせる状況まで持ってこれた」と臨戦態勢を強調。キャンプでの若手の激しい外野争いもチェックしていた中、チームの柱として手本を示していく覚悟もにじませた。

 小雨のマツダスタジアムに秋山のボールを呼ぶ声が響いた、全体が屋内で練習を行う中、1人グラウンドに足を運び、外野ノックで打球を追った。後方の飛球には素早い切り返しで追いつき、前方の打球は必死の形相でグラブを差し出して好捕。「(1軍に)戻ってきて、まずは守備と走ることを重点的に確認したかった。特に問題はない」と力強くうなずいた。

 練習前の円陣ではナインに笑顔であいさつ。今年初めて1軍の輪の中に加わった。久々に顔を合わせた選手もいた中、「普段通り。1軍の情報はたくさん入ってきていたし、そういう選手と久しぶりに練習したという感じ」と違和感なく溶け込んだ。

 昨年10月31日に『右膝外側半月板部分切除』の手術を受け、今春キャンプは2軍で全日程を消化。練習強度にメリハリをつけて調整し、「周りからは『ちょっと動き過ぎじゃない?』とも言われた。張り切ったつもりはないが、楽に動いていても良い動きに見えていたことは良かった」と手応えをにじませた。

 すでに2月16日の練習試合に出場して実戦復帰済みで、この日もティー打撃で力強いスイングを見せた。昨年同時期とのコンディションの比較を問われると、「去年は2月29日はありませんでしたからね」とニヤリ。4年に一度の『うるう日』であることを持ち出して報道陣を笑わせるなど、引き締まった表情の中にも明るさがあった。

 1軍では田村、中村健、久保ら若手外野陣が定位置奪取を目指して激しいアピール合戦を繰り広げている。「僕自身が影響を与えるというより、自分のことをしっかりやって、それで何か感じてくれる選手がいれば良いと思う」と秋山。1日からの楽天とのオープン戦出場も見込まれる。自身の健在もアピールしながら、若ゴイに背中でも示していく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス