広島 大瀬良が右肘手術以降初の実戦形式に登板 打者4人に無安打投球で充実の表情「良い球もあったし、空振りも奪えた」

 シート打撃に登板し力強く腕を振った大瀬良(撮影・市尻達拡)
 ウオーミングアップをする常広(撮影・市尻達拡)
 シート打撃で左翼への二塁打を放ったレイノルズ(撮影・市尻達拡)
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 「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)

 広島の大瀬良大地投手が昨秋に受けた右肘手術以降初の実戦形式となるシート打撃に登板した。打者4人に対して23球を投じ、安打性の打球はなし。順調の回復具合を見せた。

 坂倉とバッテリーを組み、石原、堂林、シャイナー、レイノルズと対戦。石原を遊ゴロに打ち取ると、堂林は落ち球で空振り三振。シャイナーは中飛とし、レイノルズは力強い直球で見逃し三振に斬って見せた。

 投球後はにこやかな表情で投手コーチを会話するなど、満足感はたっぷり。「ブルペンから対打者に移行して、まずは無事にマウンドを降りることができてよかった。いい球もあったし、空振りも奪えた。課題も出たりもしたけど、体の反応を見て次に移りたい」と話した。

 大瀬良は昨年10月に右肘のクリーニング手術を受けた。今キャンプは1軍でスタートし、状態を見極めながら慎重に調整。ここにきて、また1つギアを上げた。15日にブルペン入りした際には「このまま何もなければ(開幕に)間に合うだろうっていう感じ」と見通しを示していた。

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