カープ中村貴 不振脱出へ“間”を改善 休日返上でマシン相手に黙々2時間「結果に結びつけば」

 尻すぼみでは終われない!広島・中村貴浩外野手(23)が22日、キャンプ休日を返上して練習を行った。外野のレギュラー候補である若武者は沖縄キャンプでの練習試合3戦で9打数1安打。不振脱却へ“間”に着目してバットを振り込んだ。

 気温は25度。熱気こもる室内練習場に中村貴の汗がしたたり落ちた。「ちょっとつかんで終わりたいっていうのがあった」。時間を決めずにマシンと向き合うと、気づけば約2時間の打ち込みとなっていた。「こんな感じで打ったらいいのかなっていうのは分かった。結果に結びつけばいいかなと思います」と23日に行われる中日との今年初のオープン戦に目を向けた。

 長所が不調の原因となっていた。今キャンプでは日南での紅白戦で3安打をマークするなど、順調なアピールを見せていたものの、沖縄での練習試合ではバットが湿りがち。元々、バットに球を「当てて打つのが得意」という中、ボール球を打ちにいき、ゴロアウトが増えていた。「そこをどうにか“間”で止まれるようにと思って、“間”をつくって、パンッ!と捉える練習をしていた」と明かした。

 外野争いはさらに激化している。「アピールしたい気持ちはあるんですけど、自分のやるべきことをしっかりやる」。強い決意と確かな手応えを胸に、閑散とする球場を後にした。

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