現役引退の広島・一岡 「広島に来て3人、男の子が生まれ、子どもも今では広島弁で。広島の人間になれたかな」【一問一答】

引退する一岡(左)は長男の大凱くんから花束を受け取る(撮影・中田匡峻)
号泣する広島・大瀬良大地から花束を受け取る広島・一岡竜司=マツダスタジアム(撮影・田中太一)
引退セレモニーを行った広島・一岡竜司=マツダスタジアム(撮影・中田匡峻)
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 「広島東洋カープ5-6阪神タイガース」(1日、マツダスタジアム)

 今季限りで引退する広島・一岡竜司投手(32)が1日、マツダスタジアム内で会見を行った。巨人、広島で計12年間を過ごした右腕に涙はなく、晴れやかな表情で「僕は幸せ者」と感謝を述べた。試合では六回に登板、打者1人を三振に仕留め、現役最後のマウンドを飾った。今後は未定。3連覇を支えたリリーバーがプロ生活に終止符を打った。一岡の一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 (引退会見のテレビインタビューで)

 -引退を決断した理由。

 「ここ2、3年は戦力になっていなかった自覚があった。自分のストレートが投げられなくなったのが大きな理由。モデルチェンジをしたり、スタイルを変えたりはしていたけど、1軍で通用するレベルにはならなかった。自分で納得して引退を決めた」

 -広島で過ごした10年間は、どんな時間だったか。

 「何とかプロ野球の1軍舞台で成功したい、この1試合で終わるかもしれないという思いで、やってこられたので、納得している。街を歩いていても、広島市民の方に温かい言葉をかけてもらって、そういう応援や声援が背中を押してくれた。本当に関わってくれた方々に感謝したい」

 -家族への思い。

 「広島に来て3人、男の子が生まれ、子どもも今では広島弁で。試合を終えて、家に帰ってきたら、広島弁でいろいろ話しかけてくれる。広島の人間になれたかなと思う」

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