カープ投手陣に朗報 復帰の床田、栗林ともに合格点 安仁屋氏「2人の復帰で厚みが増した」
「広島1-5ソフトバンク」(2日、マツダスタジアム)
右内転筋筋挫傷で離脱していた広島・栗林良吏投手(26)と左肘炎症で抹消されていた広島・床田寛樹投手(28)がともに1軍復帰登板。試合には敗れたが、デイリースポーツ評論家・安仁屋宗八氏(78)は「戦力として期待できる形での復帰」と、その投球内容に合格点を与えた。
◇ ◇
勝敗は別にして、栗林と床田がピッチングスタッフに戻ってきたことは、チームにとって非常に心強い。しかも、戦力として期待できる形での復帰だから今後に期待が持てる。
床田は2週間以上空いての登板だったが、数字はともかく、投げているボールなどを見ると上出来に思えた。左肘の炎症だけに、しっかりと手入れをして次の登板に備えてほしい。
栗林は、床田の後を受けて七回から登板。いわゆる“試し”の意味合いもあっただろう。
出場選手を抹消された1カ月前と比較すれば、フォークはしっかりと落ちていたし、直球も走っていた。中村晃にヒットを許したが、強い球を投げようとした際に、まだ少しボールが浮く、そこを捉えられたもの。
もう一度、こうしたシチュエーションで投げて、さらに直球の精度が上がってくれば、クローザーに戻していいと感じた。
2人の復帰で厚みが増しただけに、交流戦はここからが楽しみになってきた。