先発不足の広島 26日ヤクルト戦に黒原が浮上 有力候補にアクシデント 危機救うか課題克服の昨年ドラ1

 昨年の広島のドラフト1位・黒原拓未投手(23)が26日・ヤクルト戦(マツダ)の先発候補に浮上していることが21日、分かった。

 チームは先発投手不足の危機に直面している。エース大瀬良が右肘の炎症のため19日・阪神戦(甲子園)の先発を回避。代わって抜てきされた玉村は五回途中6失点でKO。翌日、登録抹消された。

 そのため、26日・ヤクルト戦には2軍で再調整中だった遠藤の昇格が検討されていた。ところが遠藤は先発した20日のウエスタン・ソフトバンク戦(筑後)の初回に牧原大の打球を左膝に受け降板するアクシデントに見舞われた。今後の登板予定もすべて白紙となった。

 そこで浮上したのが2年目の左腕・黒原だ。今季はブルペン要員として開幕1軍入りを果たしたものの2試合の登板で制球難を露呈し2軍落ち。この機会に先発に転向。ここまで4試合に先発し、2四球と課題を克服。19日・ソフトバンク戦(筑後)では七回途中まで5安打9奪三振で1失点と安定した投球を見せており最有力候補となった。

 火曜日の先発を任されてきた床田も左肘の炎症で17日に登録抹消。23日・中日戦(マツダ)は中10日の大瀬良が先発予定となった。大瀬良はこの日、マツダスタジアムでブルペン入りし、最終チェック。新井監督は「いい状態という報告を受けている」と問題なしを強調した。

 先発ローテ崩壊の危機、黒原が救世主になれるか!?

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