カープ坂倉 「勝たないと面白くない」休日返上 マツダ6連戦で大反撃「何とか取り返す」

 広島・坂倉将吾捕手(24)が3日、休日返上で体を動かし本拠地開幕戦となる4日・阪神戦(マツダ)での必勝を誓った。チームは開幕カードで19年ぶりの3連敗。3試合全てで先発マスクをかぶった扇の要は「勝たないと面白くない」と投手陣の援護に意気込み、攻守で勝利に貢献する構えを示した。

 女房役としての思いがある。主力打者の一人として自覚と責任がある。坂倉はこの日、休日返上でマツダスタジアムを訪れて体を動かした。チームは19年ぶりの開幕カード3連敗。一日でも早く、ナインと勝利を喜び合いたい。「いつまでも始まったばかりと言ってられない。勝たないと面白くないし、応援してくれる人にも申し訳ない。そこはしっかりやりたい」と地元で仕切り直す。

 今季は自身初の開幕スタメンマスクからスタートした。投手陣はヤクルト打線を相手に3試合で計8失点と踏ん張ったが、打線は開幕から2試合連続の完封負け。3戦目は計8安打と兆しを示したが、初勝利には届かなかった。

 坂倉自身は開幕カードで10打数1安打。もどかしさが募った。防げた失点と、奪えた得点。「早い回に(点を)取ってあげたかったし、もっと最少失点でしのぎたかったという(気持ちも)。僕は両方あるけど、どちらにせよピッチャーには申し訳ないと思うし、何とか取り返せるように」。白星を渇望して挽回へ闘志を燃やした。

 迎えるのは開幕3連勝を決めた阪神。近本、中野の機動力に加えて中軸には長打力もある。「3連勝してきているチーム。いい野球をやっているから、3連勝してきていると思う。誰というより阪神というチームを警戒して、勝てるように頑張りたい」。捕手として個人を特定せず、全体に目を向けながら細心の注意を払っていく。

 3月30日、新井監督とヤクルト・高津監督が臨んだ開幕前日の共同会見では、指揮官から「あえて名前を出すとしたら、今年から捕手に戻った坂倉。扇の要で中心になってくれる、いいものをたくさんお見せできるんじゃないか」と期待を込められた。

 それを受けて本人は「名前を挙げてもらったこと自体は光栄に思う」としつつ「今年は良くも悪くも(周囲から)よく見られるポジション。そういう立ち位置にいると思って元気に、苦しくても頑張って乗り越えられるようにしたい」と使命感を増幅させた。今週からはマツダスタジアムで6連戦。力強く反攻への一歩を踏み出す。

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