広島・新井監督 3安打完封負けに「全体的に硬かったかな」

 ヤクルトに完敗し、悔しさをにじませながら引き揚げる新井監督(撮影・田中太一)
 8回、選手交代を告げる新井監督(撮影・田中太一)
 初戦敗戦。電光掲示板を見つめる新井監督(撮影・佐々木彰尚)
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 「ヤクルト4-0広島」(31日、神宮球場)

 広島はわずか3安打で完封負け。開幕戦の完封負けは1994年以来、球団6度目となった。

 初の開幕戦に臨んだ新井貴浩監督は試合後、「そうですね、まぁ開幕戦ということもあって、ちょっと独特の緊張感があるんで。全体的に硬かったかなと」と振り返った。

 初回は2死から秋山が安打で出塁も、投球前に盗塁を企図しけん制でアウト(記録は盗塁死)六回には菊池が失策で出塁も続く代打・田中の中飛で戻れない走塁ミス。

 「そうだね。まぁアキ(秋山)の場合はね、勝負していいと言っているので。全体的に、何年やっていても、やっぱり開幕戦というのは独特の緊張感があるから。という感じかな」

 5年連続5度目の開幕投手となった大瀬良は村上に初回に2ランを浴びるなど5回2失点で降板となった。

 「ナイスピッチングだったと思いますよ。ホームランも、あの高さをね、あそこの逆方向に打たれたら、これはもう相手が上だった。大地がすごく開幕の緊張感があった中でナイスピッチングだったと思います」

 初陣を振り返って「どういう気持ちというか…まぁでも、そんなに変わらずというか。普通に平常心で入っていけました」と話した。

 真っ赤に染まった左翼スタンドからは大きな声援が降り注がれた。

 「やっぱりね、いいなと思いますし、帰って来たなと。日常がというかね。やっぱりいいなと」

 開幕戦からドラフト5位・河野(大阪ガス)、2年目の田村が初出場した。

 「河野にしても、田村にしても、やっぱり結果が良かろうが悪かろうが、彼らはすべてが勉強だからね」

 4月1日は床田が先発し、初星を目指す。

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