カープ新助っ人デビッドソンは豪快一本足打法 ド迫力&パワーを他球団スコアラー警戒

 ランチ特打で、左足を大きく上げてタイミングをとるデビッドソン
 デビッドソンの打撃フォーム
2枚

 「広島春季キャンプ」(1日、日南)

 広島の新外国人マット・デビッドソン内野手(31)=前アスレチックス傘下3A=は一本足打法だった。それも左足をベルトより上、胸に付きそうなくらいまで上げてから振り出すという独特なフォームだった。

 注目の打撃はランチ特打で初お目見えした。いきなり不慣れなカーブマシンが相手だったが、6スイング目に柵越えすると16スイング目には左翼への推定130メートルの特大弾でスタンドから拍手が起こった。

 61スイングで5本の柵越えを放ち、「(状態を)0から100でランクすると、まだ5ほど。初日としては非常にいいスイング、いい感じで振れているかな。あとは徐々に感覚、バランスをブラッシュアップしていって、良い形にしていければなという段階」。5%のデキ、と本人は言う。キャンプ初日。初めての日本でのキャンプとなれば、それも当然か。

 何より目を引いたのは打法。視察に訪れた阪神・御子柴スコアラーは「見たことがない。パワーはあるし、マクブルームよりハンドリングは柔らかい」と警戒した。

 160キロ前後の速球に対処しなければならないメジャーで大きな動きの打法は珍しい。

 「2018年から今のようなバッティングスタイルにした。ああいう形で振った方がバランスよく振れるし、結果もついてきている。スイング中のバランスがはまるんだ」

 18年はホワイトソックスで20本塁打を放っている。以来、貫く一本足打法で日本の投手にも対応していくつもりだ。

 守備練習では三塁から正確なスローイングも披露した。何より日本人選手と同じメニューをこなし、溶け込む姿勢も◎だ。「非常に良かった。チームと一緒に動けて、楽しかった。これからも楽しくやっていきたい」

 個性派助っ人の仕上がりが楽しみだ。

 ◆マット・デビッドソン(Matt Davidson) 1991年3月26日生まれ、31歳。米国出身。190センチ、104キロ。右投げ右打ち。内野手。2009年にユカイパ高からドラフト1巡目でダイヤモンドバックス入団。13年メジャーデビュー。メジャーで17年から2年連続20発。メジャー通算成績は311試合で打率・220、54本塁打、157打点。3A通算163発を含めマイナー通算226発。

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