広島・床田「粘りながら投げたい」“我慢比べ”勝つ 阪神・西勇とスライド対決に闘志

 キャッチボールする床田(撮影・山口登)
 キャッチボールする床田(撮影・山口登)
 キャッチボールする床田(撮影・山口登)
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 「阪神(降雨中止)広島」(5日、甲子園球場)

 広島・床田寛樹投手(27)が5日、西勇との我慢比べに勝利することを誓った。先発予定だった同日の阪神戦(甲子園)が中止となり、6日の同戦へスライド登板することが決定。相手右腕もスライドとなった中、チームをカード初戦の白星発進へと導く。

 思わぬ水入りにも、床田は気持ちを切り替えていた。「仕方ないなと。何とか試合に勝てるように」と表情を引き締めた。勝てば自身最多、リーグトップタイの8勝目が懸かる一戦。投げ合う相手が西勇に決まると、さらに闘志を燃やした。「いい投手なので、食らいついていきたい」。

 西勇とのマッチアップは今季すでに2度あって、いずれも床田に軍配が上がっている。互いに週の頭を任される存在。簡単に得点できない相手だからこそ、自身も失点しないことが勝機を高める。好投手との投げ合いでは「相手より先に点を与えないようにということと、相手のリズムを自分のリズムに変えながら投げようと意識している」と明かす。マウンドに漂う空気を自身の“追い風”にして、腕を振っていく。

 今季の阪神戦は3戦3勝。チームも開幕から9勝2分けと負けていない。「粘り強く投げれば、勝てる可能性は高くなるかなと思う。粘りながら投げたい」と床田。根比べのしのぎ合いを制す。

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