広島・佐々岡監督、交流戦唯一の本塁打0の長打力不足嘆く「やっぱ長打が出ないとね」

 8回、ファウルチップを川口球審(右)に猛アピールするも空振り三振の判定は覆らず、ベンチへ引き揚げる小園(左)と佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 5回、空振り三振を喫してベンチへ引き揚げる坂倉(撮影・立川洋一郎)
 4回、太田の左前打で二走・野口に走塁妨害があったとして生還が認められ、審判へ確認する佐々岡監督(中央)=撮影・立川洋一郎
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 「広島1-4オリックス」(3日、マツダスタジアム)

 広島は初回に3番に抜てきした中村奨の適時打で先制したが、エース大瀬良が踏ん張れなかった。

 二回には伏見に2ランを浴びあっさり逆転を許すと、四回2死一、二塁では太田に左前打、このとき1度は堂林の好返球で本塁アウトの判定されるが、坂倉の走塁妨害が認められ生還。五回2死二塁では杉本を申告敬遠、マッカーシーと勝負するが、適時打で追加点を奪われた。

 打線は田嶋に対して5回まで9安打も1得点の拙攻だった。

 佐々岡真司監督は先発の大瀬良について「うーん。球を見ても、スピード、制球。良くないなというところですね。真っすぐ、キレもスピードもないし。コースにしっかり投げ切れていない。(疲れ?)う~ん、どうなんですかね。疲れ…。理由はちょっとわからないですけどね。前回、今回、良くないという風には見えていますね」と首をひねるしかなかった。

 予定通りなら10日・西武戦(ベルーナドーム)で交流戦最後の先発が見込まれるが「う~ん。それを含めて明日1回考えて」と明言は避けた。

 打線は11安打放ちながら1得点に終わった。12球団で唯一、交流戦の本塁打0と長打力不足が響いている。

 「11本打った中でね。まあつないであと1本。やっぱ長打が出ないとね。なかなかつないで、つないでっていうのは。まあ今まで点が絡んでたっていうのもありますけど。やっぱりつないでつないでも、あと1本が出ないというのはまあ、今日みたいな試合になるという。象徴的なもので。なかなか1発が出ない。長打が出ないと点が入らないという現実だろうし」

 西川が欠場する中、3番に中村奨を抜てき、小園を8番に下げる改造を施したが。

 「(小園の)状態が上がったときもあったし、打撃コーチと本人もいろいろ話しながらやっている面もあるんだろうけど。壺に入るとなかなか抜け出せないのが今年の小園でもあるし」

 中村奨は抜てきに応えた。

 「ファームでしっかり結果を残してここに上がってきた。チャンスを自分でものにしている。キャッチャーじゃなくても外野でもね。結果を出しているので」

 これで対オリックスは10連敗となった。

 「そうなの。まあ3連敗、去年しているんで。僕はその前は知らないですけど。明日あさってなんとかね。交流戦マツダが最後なので」

 今季初めて欠場となった西川については「(4日は)練習してみてでしょうからね。そこまで、というのではないので。様子みて」と軽傷を強調していた。

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