カープ森下 まさか大炎上9失点 自己ワースト「本当にチームに申し訳ない」

 「ソフトバンク11-1広島」(28日、ペイペイドーム)

 本塁のカバーに入った広島・森下暢仁投手(24)がグラウンドに視線を落とした。1-0で迎えた二回1死二、三塁。打者・柳町への4球目は、背後を通る暴投となった。同点に追い付かれた痛恨の1球。制球力が武器の右腕の指先が、狂った。

 「本当にチームに申し訳ないなという気持ち」。敗戦後の通路で森下は唇をかんだ。

 立ち直りを目指したが、球は高めに浮いた。2点目を与えた後にはプロ初スタメンの渡辺にプロ初安打&初本塁打となる3ランを被弾。牧原大にも一発を浴びた。速球系の球種を捉えられ、1イニング6失点だ。

 渡辺には2打席連発を許し、2盗塁を決められるなど機動力にも苦しめられた。5回2/3を8安打9失点(自責点8)に「本当に反省するしかない」。自己ワーストの9失点が2敗目につながった。

 昨季の交流戦は2試合に登板し、黒星を喫した。この日も勝利を手にできず、交流戦は3戦2敗だ。パ・リーグとの対戦を振り返り「本当に良いバッターがそろっていますし、あまり対戦することもないので次、頑張りたい」と言葉を紡いだ。

 初回は2連続三振を含め3人で斬った。完ぺきな立ち上がりかと思われたが、直後に暗転した。「トータルの問題。一回が良くても次が悪かったら一緒なので、そこを反省してやりたい」。福岡で味わった悔しさを力に変えない訳にはいかない。

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