広島・塹江 盤石のセットアッパーになる! 軸足改善で四死球減目指す

 広島の塹江敦哉投手(24)が19日、軸足の使い方を改善して四死球減につなげ、セットアッパーの座を勝ち取る意気込みを示した。投球動作に入ってから、左足の力を無駄なく指先に伝えられれば投球に安定感が生まれる。投球フォームを細かく確認する作業を続け、盤石の二文字を手にする。

 丁寧なキャッチボールが印象的だった。マツダスタジアムでの自主トレで、塹江はフォームを確認しながら左腕を振った。「軸足の力をしっかり使えるように意識してやっています」。明確なテーマを言葉に変えた。

 昨季は51試合の登板中、21試合で四死球を与えたが、左足でためた力をスムーズに指先に伝えられれば、制球力の向上にもつながる。ブレをなくし、地面を強く蹴ることを念頭に置く。

 「しっかり自信を持ってマウンドに上がれるように準備することが、四球や(相手の)出塁を減らすことにつながる。継続してやっていきたい」

 昨季、チームは栗林へつなぐ勝利の方程式を固められずに苦しんだ。塹江も開幕時に務めたセットアッパーの座を最後まで守れず、悔しい思いをした。

 常時150キロを超える直球は脅威だ。今オフは肉体改造にも励み、筋肉量を2キロ増やした。威力が増した直球を安定してストライクゾーンに投げ込められれば、簡単に打たれることはない。

 勝利の方程式入りに加え、3年連続50試合以上の登板を目指す。間もなく始まる春季キャンプへ向けて「順調に来ています」と力を込めた。サバイバルレースを勝ち抜く土台は着実に整いつつある。

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