広島・栗林が古巣・トヨタ自動車のユニホームで異例の始球式「ワクワク」都市対抗決勝

 トヨタのユニホームを着用し始球式をつとめた広島・栗林良吏(撮影・高石航平)
 トヨタのユニホームで始球式をつとめた広島・栗林良吏(撮影・高石航平)
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「都市対抗野球・決勝、東京ガス-Honda熊本」(9日、東京ドーム)

 広島・栗林良吏投手が約1年ぶりとなる古巣・トヨタ自動車のユニホーム姿で、始球式を務めた。「戻った感じ。ワクワクした」と現役としては異例の“登板”。「多少はいいボールを投げたい」と臨んだが、緊張からかボールは高めに浮いてキャッチャーミットに収まった

 今季のセ・リーグ新人王候補の登場に、スタンドからは拍手が送られた。自身が社会人1年目だった19年の都市対抗・決勝では、元中日監督の落合博満氏が担った大役。「偉大な方がやるところ。自分でいいのかな」と感じながらオファーを受けたことを明かした。

 昨年の同大会は初戦のセガサミー戦に先発して7回2失点13奪三振と力投したが、初戦敗退を喫した。社会人野球から巣立ち、今季はチームの守護神として新人最多タイの37セーブをマーク。侍ジャパンでも抑えとして東京五輪での金メダル獲得へ貢献した。

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