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広島・佐々岡監督 ヤクルトに学べ 今こそ原点回帰の一体感

 広島の佐々岡真司監督(54)が2日、マツダスタジアム内の球団事務所を訪れ、松田オーナーに今季の戦いを報告した。その後、指揮官は取材に応じ、原点回帰を宣言。リーグ優勝したヤクルトを参考に、これまで以上にチームに一体感をもたらして、一丸で歓喜の瞬間を手繰り寄せると誓った。

 佐々岡監督が初心に立ち返った。63勝68敗12分けで3年連続Bクラスに終わった今季。指揮官にとっても2年連続で味わう悔しい戦いだった。黒星が先行した要因を自己分析。来季へ向けて、さらに一体感を高めることをテーマに掲げた。

 「選手の良いところを引き出してあげられなかった。コミュニケーションを大事にしないといけないというところから、もっともっと選手、コーチともそう。もっともっと取っていかないと」

 模範とするチームがあった。6年ぶりのリーグ優勝を果たしたヤクルトだ。高津監督を旗頭に悲願へ突き進んだ燕軍団は、戦う度に強くなっていった。

 特に優勝争いが熱を帯びた9月。同月7日・阪神戦の前に指揮官が「俺たちは絶対大丈夫」「絶対に崩れない」と語りかけると一気に士気が高まった。14日からは13試合連続負けなしの球団記録も樹立。カープは期間中に2度対戦し1敗1分けだった。

 「ヤクルトを見るとベンチワーク(一体感)ができているのかなと感じた。(カープは)投手も野手も課題はありますが、まずはそういうところを見つめ直さないといけない」

 佐々岡監督は2年前の就任会見で「一体感」を強調。直後の秋季練習では投手、野手が垣根を越え一緒にノックを受けたことがあった。「野球は一人ではできない」が信条。相互理解を深めることが狙いだった。

 8日からマツダスタジアムで秋季練習が始まる。「いろんな話ができれば」と前を向いた。自然と“やる気スイッチ”が入るような声のかけ方や接し方などを心掛けて、チームをまとめ上げていく構えだ。

 CS出場は逃したが9、10月は勝ち越し。「後半戦のような入り方をすればいい戦い方ができる」と手応えをつかんでシーズンを終えた。坂倉、小園、林、玉村、島内ら若手の台頭も頼もしい。

 「優勝争いをできなかった悔しさはみんなが持っている。本当にひとつの目標に全員が向かうというところをもう一度やらないと」。さらに結束力を高めることから逆襲が始まる。

 ◆松田オーナー(佐々岡監督から今季の報告を受けて)「前半戦は、打てなかったのも痛かった。投手は頑張ったという話はした。(来季は)5割以上で、6月末に貯金10はほしい。そうすればAクラスから落ちることは少なくなる」

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