「ヤクルト７－１１広島」（２１日、神宮球場）

　広島が終盤の逆転劇でヤクルトに勝利。負ければＣＳ進出の可能性が消滅し、３年連続Ｂクラスが確定する一戦で、ＣＳ出場への望みをつないだ。

　先発・大瀬良が３回２／３を７安打６失点でＫＯ。しかし３点を追う七回。無死一、二塁から宇草が中前打。この打球を中堅・塩見が後逸。打球が転々とする間に、宇草は一気に本塁へ生還した。（記録は中前打と中堅の失策）。運も味方に付けて同点とし、打者１１人の猛攻で一挙７点を奪った。試合後、佐々岡監督の主な一問一答は以下の通り。

　－すごい試合になった。

「相手のエラーもありましたが、そこにつけ込んで。つないで、つないで、本当にいい攻撃だったと思います。粘り強かった」

　－七回は、たたみかけた。

「（先発の大瀬良）大地が、ああいう形で降板して嫌な流れの中で打線が『この試合に懸ける』というか、最後まで諦めない姿勢が出ていた」

　－３点差。ベンチもワンチャンスという雰囲気があったはず。

「そうですね。この球場でもありますし、最後まで何が起こるか分からないので」

　－大瀬良は慎重になった部分も。

「最初は慎重に慎重にね。際どいところをボールと言われた中、４番（村上）に３ボールから真ん中に入る。少し、らしくないところがあった。チームが勝ったことで救われると思うし、あと１試合（登板が）あると思うので、次に挽回してほしい」

　－あすに向けて。

　「一戦一戦、集中して頑張ります」