広島・玉村へ 石原慶幸氏「1球の重み、1アウトの重みをもっと感じ取れるに投手に」

 「広島1-4中日」(8日、マツダスタジアム)

 広島・玉村昇悟投手(20)が8日の中日戦(マツダスタジアム)に先発。7回3失点と踏ん張ったものの、7月2日の阪神戦以来となる3勝目は手にできなかった。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(41)は20歳の左腕に「1球の重み、1アウトの重みをもっと感じ取れる投手になってほしい」と助言を送った。

 ◇ ◇

 玉村はとりたてて良くもなかったが、かとっていって悪かったわけでもない。ヤマ場がなかった投球というか、本人も一生懸命に投げているうちに、なんとなく3点を取られていたという感じではなかっただろうか。

 この日の投球を見て感じたのは、この試合にかける思いだったり、絶対に抑えてやるんだという気迫をもっともっと全面に出してもいいのではないかということ。イニング数も球数も気にせず、とにかく行けるところまで必死に行く。そういう泥臭さだったり、がむしゃらさ、勝利への執念が見ている人にも伝わってくるような投球を目指してほしい。

 まだ2年目。20歳という年齢で1軍マウンドで投げていることだけでもすごいこと。いいものをたくさん持っているから、先発ローテーションにも入って投げられている。だからこそ、この貴重な経験を1球たりともムダにしてほしくない。

 この1球に自分がどういう思いを込めて投げるのか。抑えた時はなぜ抑えられたのか、打たれた時はなぜ打たれたのか。いろんなことを突き詰めて考えていってほしい。1球の重み、1アウトの重み、1試合の重みをもっともっと感じ取れるようになれれば、彼は素晴らしい投手になっていけると思う。

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