広島・坂倉 いきなり首位打者あるぞ! 7日にも規定打席到達

 広島の坂倉将吾捕手(23)が6日、初の規定打席到達へ平常心を強調した。7日の中日戦で4打席に立てば到達し、いきなり首位打者になる可能性もある。現在の打率トップはDeNA・オースティンの・324で、坂倉は6厘上回る・330の“隠れ首位打者”だ。チームを勝利に導く安打の先に、セ界トップの座が待っている。

 規定打席到達が目前に迫る。高卒5年目でたどり着いた“1軍定着の証し”。それでも坂倉が目指すのはチームの勝利だ。打席では自らの仕事を全うするだけと誓う。この日、体をケアするため、休日返上でマツダスタジアムを訪れた若鯉は、自然体で7日の中日戦に臨むと強調した。

 「打席に立つことも大事ですけど、良い場面で打てるようにしていきたい」

 開幕からコンスタントに出場し、ここまで315打席に立ってきた。7日に4打席立てば、チーム103試合目にして初めて規定打席をクリアし、首位打者に名を連ねる可能性がある。

 5日のヤクルト戦で2安打し、打率を・330まで上昇させた。現在のトップはDeNA・オースティンの・324。結果次第で上回るが「全然意識していません。まだ40試合以上ある。このまま終わるわけがない」と手綱を締めた。

 11試合連続安打中で、9月の月間打率は驚異の・625を誇る。朝山打撃コーチは「しっかり振っていけていることが大きい。真っすぐへの対応力も上がっている」と目を細める。中軸を担い、安定して成績を残している打撃に、チームの信頼度は高まるばかりだ。

 「与えられたところで、全力で自分がやれることをやる。そこは変わっていない」

 今季は捕手と一塁との併用が続く。複数ポジションで出場し続けるのは、決して簡単ではない。それでも捕手へのこだわりを強く持ちながら、一塁手として打席に立つ機会が増えたことが成長した要因だ。

 「出れば出るほど考えることが増える。絞る球だったり、状況に応じた打撃もそうですけど、やることをしっかり明確にして、打席に入ることを心掛けています」

 “打てる捕手”の存在は頼もしい。好調な鈴木誠に続く5番が定位置。バットが快音を響かせるたびに得点力は上がる。規定打席到達を通過点として、残りシーズンを駆け抜ける。

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