広島・森下&栗林 充実の侍初練習! 積極コミュニケーションで一流エキス吸収じゃ!

 田中将(右)と話す森下(撮影・田中太一)
 キャッチボール後、岩崎(左)にアドバイスを受ける栗林(撮影・田中太一)
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 「侍ジャパン強化合宿」(19日、楽天生命パーク宮城)

 東京五輪野球日本代表「侍ジャパン」の強化合宿が19日、仙台市内の楽天生命パーク宮城で始まった。代表初選出となった広島・栗林良吏投手(25)と森下暢仁投手(23)は先輩投手と積極的にコミュニケーションを図り、充実の初日となった様子。本大会でベストパフォーマンスを披露するべく、準備を整えていく。

 日差しを浴びた純白のユニホームが鮮やかに光る。トップチームの選手たちが醸し出す独特の雰囲気を肌で感じると、自然と身が引き締まった。栗林と森下が、侍ジャパンの一員としての初練習を充実の表情で終えた。

 午後1時半。グラウンドに姿を見せた選手たちは全員で写真撮影に臨んだ。その後はストレッチとウオーミングアップ。森下は千賀と談笑し、伊藤とキャッチボール。栗林は岩崎とキャッチボールした。

 この日は取材対応がなかったものの、栗林は代表選出が決まった際に「トップの選手が集まる。そういう方に話を聞くのが楽しみ。プレッシャーを力に変える方法や、どういう気持ちでやっているのかを聞いて、取り入れてやっていきたい」と話していた。一流のエキスを吸収して、自らの投球に還元する。この日はその第一歩。外野間のランニングメニューの合間には、大野雄と話し込む場面もあった。

 森下も、田中将、青柳らと笑顔で言葉を交わした。代表入りが決まった日には「素晴らしい選手とトップチームで(野球が)できるので、そういうことは学んで帰ってきたい」と意気込んでいた。両右腕は、初招集ながら“積極コミュニケーション”で初日から親交を深めた。

 練習前の午前10時からは全体ミーティング。冒頭で稲葉監督から「五輪がプロ(のみの編成)になってから金メダルが取れていません。それだけ難しい大会だということだと思います。侍ジャパンの誇りを胸に、今日からみんなで戦っていきたい」と熱いメッセージが伝えられた。再確認できた指揮官の思い、ナインとのつながりが大きな収穫となった。

 カープナインと鯉党の期待も背負い、2人の若き侍戦士が頂点へと突き進んでいく。

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