交流戦最下位に終わった広島・佐々岡監督「球場に来てくれたファンに申し訳ない」

 交流戦最終戦を敗戦で終えて引き揚げる広島ナイン(撮影・立川洋一郎)
 9回、林の右前打で打球の行方を見ながら三塁へ向かう鈴木誠(撮影・立川洋一郎)
 6回、スクイズで本塁へ滑り込む三走・野村(捕手・石原)
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 「広島1-8日本ハム」(16日、マツダスタジアム)

 広島は、日本ハムに敗れ、交流戦を3勝12敗3分で終えた。3勝は、15年のDeNAに並びワーストタイとなった。また、18試合連続で先発投手が未勝利。交流戦で先発に白星がつかなかったのは史上初。

 新型コロナウイルス陽性判定から復帰登板となった九里は、5回5安打2失点。その後、六回から登板したコルニエルや中田が打ち込まれた。

 打線は五回、野間の適時内野安打で奪った1点のみだった。試合後の佐々岡監督の一問一答は下記の通り。

 -交流戦最後は悔しい結果に終わった。

 「昨日、ああいう勝ち方をして、きょうにつながれば、と思ったんだけど。こういう結果で終わり、球場に来てくれたファンに申し訳ない」

 -九里については。

 「本来の球ではなかったかもしれないけど、何とか2点で試合をつくってくれた」

 -攻撃はあと1本でなかった。

 「力のある球に、スライダー、カーブにやられた」

 -新型コロナウイルス陽性判定など、難しい戦いだった。

 「コロナで、という言い訳はない。チーム全体厳しい状況で、若い選手はチャンスがあった。チャンスをものにした若手は、くらいつく姿勢はみせてくれた。それが勝利に結びつかない歯がゆさは、みんなが持っている」

 -先発投手に勝ちがつかなかった。

 「打線との兼ね合い等で、良い投球をしても勝てない、打線が打ったら打たれるという歯車がかみ合わないこともあった。先発がしっかり試合をつくって、攻撃が先制するという形をつくっていかないと。もう一度、原点にかえって戦いたい」

 -東京五輪の野球日本代表に5人が選ばれた。

 「名誉なこと。五輪は4年に1回。選ばれた選手は頑張ってほしい。日本のためにやってほしい」

 -会沢は下半身のコンディション不良で抹消された。

 「どんな状況になるか、ケガの状況によって。選ばれた以上は、そこに目指してやると思う。メンバーに入って金メダルを目指したいという気持ちは持っているという思う」

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