広島・九里がコロナ感染から復帰も4敗目「いい流れを作ることができませんでした」
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「広島1-8日本ハム」(16日、マツダスタジアム)
新型コロナウイルス陽性判定を受け、5月19日・巨人戦(東京ドーム)以来の登板となった広島の先発・九里が5回5安打2失点。今季6勝目はつかめなかったが、粘りの投球を見せた。
悔やまれたのは三回だ。2死一、二塁で近藤に中前適時打。低め中心に投球を組み立てていた中、フルカウントから内角低めの直球をうまく捉えられた。なおも一、二塁で続く王には強烈な打球を一塁へ放たれ、適時内野安打で2点を先制された。本人は試合後「先に点を取られてしまったことで、チームのいい流れを作ることができませんでした」と唇をかんだ。
佐々岡監督は「本来の球ではなかったかもしれないけど、何とか2点で試合をつくってくれた」と及第点の評価。右腕は「次回は1イニング、1アウトでも多く投げて、勝利に貢献する投球ができるように頑張ります」と力強く誓った。