広島・九里がコロナ感染から復帰も4敗目「いい流れを作ることができませんでした」

 3回、王柏融の打球が坂倉(31)を強襲する適時打となり、九里(11)のもとに集まる広島ナイン(撮影・立川洋一郎)
 3回日本ハム2死一、二塁、王柏融が一塁に適時内野安打を放つ=マツダ
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 「広島1-8日本ハム」(16日、マツダスタジアム)

 新型コロナウイルス陽性判定を受け、5月19日・巨人戦(東京ドーム)以来の登板となった広島の先発・九里が5回5安打2失点。今季6勝目はつかめなかったが、粘りの投球を見せた。

 悔やまれたのは三回だ。2死一、二塁で近藤に中前適時打。低め中心に投球を組み立てていた中、フルカウントから内角低めの直球をうまく捉えられた。なおも一、二塁で続く王には強烈な打球を一塁へ放たれ、適時内野安打で2点を先制された。本人は試合後「先に点を取られてしまったことで、チームのいい流れを作ることができませんでした」と唇をかんだ。

 佐々岡監督は「本来の球ではなかったかもしれないけど、何とか2点で試合をつくってくれた」と及第点の評価。右腕は「次回は1イニング、1アウトでも多く投げて、勝利に貢献する投球ができるように頑張ります」と力強く誓った。

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