広島・大瀬良 復帰2戦目6失点4回KO「やってはいけないことやって悔しい」
「広島3-7日本ハム」(1日、マツダスタジアム)
大黒柱としての存在を示せなかった。大瀬良が4回6安打6失点でマウンドを降りた。今季最短KOで失点も今季ワースト。2敗目を喫し、「初回に3点を取られて、流れを向こうに与えてしまった。やってはいけないことやってしまって悔しい」と唇をかんだ。
本来の制球力がなかった。初回2死一塁で、渡辺に浴びた左越え2ランはカーブがやや甘くなった。三回1死一塁で、近藤に許した右越え2ランもシュートが真ん中へ。失投を一振りで捉えられた。
「真っすぐも変化球も全て気持ち良く打たれている感じはあった。どうにか反応を見ながら、坂倉と話をしながら試合をつくっていこうと努力したが、うまくいかなかった」
前回登板から2週間、間隔があいた。ブルペンで100球以上を投げるなど、実戦を想定した練習をしてきた。「任されたところに合わせてやっていかないといけない」。調整の難しさはあったはずだが、打たれた理由にはしなかった。
チームは3連敗。借金は今季最多の6に膨らんだ。「勝てるような投球をしたい」。敗戦の責任を背負いながら、右ふくらはぎの故障から復帰後3試合目となる次回こそ勝利をつかみ取る構えだ。
「(大瀬良が)勝てばチームも乗っていける」と佐々岡監督。指揮官の言葉が全員の思いでもある。