広島・大瀬良、3年連続開幕戦勝利逃す 八回に失点「甘い球を投げて責任を感じる」

 6回、高橋の打球を処理した菊池涼に礼をする大瀬良(撮影・立川洋一郎)
 8回表が終わり、逆転2ランを許したケムナ(右)を出迎える大瀬良(撮影・立川洋一郎)
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 「広島6-7中日」(26日、マツダスタジアム)

 偉業達成とはならなかった。先発した広島の大瀬良大地投手(29)は87球を投げ、八回途中6安打4失点(自責2)で無念の降板となった。

 七回まで無失点と好投を続けていたが、4-0とリードし、完投が見えてきた八回に中日打線に捕まった。

 先頭の木下拓に右中間への二塁打を浴びると1死から代打・福留を四球、大島に右前打を許し、満塁のピンチを招いた。続く阿部に左前適時打を浴び、左翼・松山のエラーも重なって2失点を喫した。その後、3番手のケムナがビシエドに逆転2ランを浴び、勝ち星がするりと消えた。

 大瀬良は「ボールが続いてバッティングカウントにいくケースが多かった。甘い球を投げてしまって責任を感じる。僕の根負けです」と唇をかんだ。

 1982~84年の北別府学氏以来、球団では史上2人目となる3年連続の開幕戦勝利投手を目指していた右腕だったが、偉大な記録に肩を並べることはできなかった。

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