広島・ドラ1栗林 初フリー登板、収穫と反省の30球 佐々岡監督は「順調」

 ランチ特打で投げ込む栗林(撮影・立川洋一郎)
 ランチ特打で投げ込む栗林(撮影・立川洋一郎)
 森下(左)と並んでダッシュする栗林(撮影・立川洋一郎)
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 「広島春季キャンプ」(9日、沖縄)

 広島のドラフト1位・栗林良吏投手(24)=トヨタ自動車=が、初登板したフリー打撃の結果について収穫と課題を口にした。

 田中広、鈴木誠、長野、クロンを相手に全て直球で30球。安打性の当たりは3本で、前半はファウルで差し込んだ場面が目立った。「最初の15球くらいまでは、ある程度自分の思い通りに投げてファウルも取れていて、良かったかな」と振り返った。

 右腕自身が「後半はバランスが崩れたり、思ったところに投げられなかった」と話したように、鈴木誠には4球連続でボール。「いいところを見せたいという気持ちが力みにつながり、ちょっとバランスを崩して」と、力んだことで感覚がズレて制球が少し乱れた。

 それでも周囲は高評価のまま。阪神・御子柴スコアラーは「森下君と遜色ない球を投げていた」と警戒心を強め、見届けた佐々岡監督も「今の段階では、順調に来ていると思います」と話した。即戦力のドラ1右腕は課題を克服し、着実にレベルアップを図る。

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