カープ正随、日本ハム中田に2年連続弟子入り パ打点王の配球、球種の絞り方吸収

 広島・正随優弥外野手(24)が25日、年明け1月に大阪府内で日本ハム・中田と自主トレをすることを明かした。2年連続での弟子入りとなる。今季はプロ初安打を初本塁打で飾った一方、悔しさも味わった1年。打席での考え方や心構えなどを積極的に聞いていく構えだ。

 広島鯉城シニア、大阪桐蔭と同じ道を歩む先輩に、来年も指導を仰ぐ。正随はキリリと表情を引き締めた。「疑問に思っていることを質問したい」。2年連続となる日本ハム・中田との自主トレ。今回は打席での考え方や球種の絞り方などをぶつけていく。

 今季は華々しいプロデビューを飾った。9月18日のヤクルト戦で放ったプロ初安打がプロ初本塁打だった。一方で忘れられない苦い打席もある。

 歓喜の2日後、同戦の九回だ。5得点の猛反撃で2点差に迫り、なおも2死一、三塁から代打で登場。一発が期待された場面でも狙い球を絞れず「消極的だった。打席の中でもう負けていた」と中途半端なスイングで空振り三振に倒れた。

 中田はタイトル争いの常連。今季は108打点でパの打点王に輝いた。「配球とかもそう。打席の中で何を考えているかや、何を狙っていくべきかを聞きたい」。高い技術に勝負強さを兼ね備える、同じ右の長距離砲。学ぶことは多い。

 チームから求められるのは長打だ。「考えているからこそ体勢が崩されてのホームランがあると思う。コンスタントに長打やホームランが打てるようにならないと」。来季が3年目。中田イズムを吸収し来春、外野の定位置争いに参戦する。

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