広島コルニエル1軍Cあるぞ 永川コーチ、鯉の新星に来季竜の守護神級の活躍期待

 「フェニックス・リーグ、広島0-1DeNA」(24日、天福球場)

 広島のロベルト・コルニエル投手(25)が24日、みやざきフェニックス・リーグ、DeNA戦で7回1失点と好投。視察に訪れた佐々岡真司監督(53)は、来春1軍キャンプに抜てきする可能性を示唆。9月末に育成選手契約を結んだばかりの新星が、来季のブレークに向けて赤丸急上昇だ。

 来季へ大きな期待を抱かせる堂々たる投球だった。7回4安打1失点。コルニエルは「球は全体的に高かったが、真っすぐ狙いの打者を感じ取ってスライダーを投げられたのは良かった」と肌感覚で読みを察知し、狙いを外せた点を好投の要因に挙げた。

 四回1死一、二塁から伊藤裕に適時二塁打を浴びたが、最速154キロの直球とスプリットなどの変化球を用いてDeNA打線を抑えた。視察した佐々岡監督は「力のある球を投げている。楽しみな選手。技術はまだ伸びる」と評価。また、コーチ陣と話し合った後と前置きした上で、「1軍で見たいという気持ちがある」と来春の1軍キャンプスタートの可能性も示唆した。

 永川投手コーチも「先発でもいけるし、1イニングをフルにいっても面白い。中日のマルティネス投手ぐらいの期待はある」と今季2勝21セーブ、防御率1・13をマークした守護神を引き合いに出し、来季の活躍を楽しみにした。

 6回無失点と好投した18日の楽天戦後には「コントロール良く、威圧感のある投手になりたい。理想は大瀬良投手。彼のような投手になって1軍で活躍したい」と大志を抱いた右腕。今リーグは3試合で防御率0・90。まずは支配下登録を勝ち取ることが目標だが、首脳陣の視線はもっと先を見据えている。

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