広島ドラ4小林 憧れ球児の「火の玉ストレート」習得し阪神抑える!

 広島からドラフト4位で指名された小林樹斗投手(17)=智弁和歌山=が16日、和歌山市内のホテルで契約交渉に臨み、契約金4000万円、年俸500万円で仮契約を結んだ。最速152キロ右腕は憧れである藤川球児の「火の玉ストレート」習得を目指し、鯉を代表する投手になることを誓った。(金額は推定)

 仮契約を終え、プロとしての“第一歩”を踏み出した小林は、真剣なまなざしで決意を口にした。「(藤川さんは)真っすぐで空振りが取れるのが魅力。いつか投げられたらいいです」。最速152キロ右腕が目指すのは、今季限りで引退した阪神の絶対的守護神・藤川球児の「火の玉ストレート」だ。

 大の阪神ファンだった父・英樹さんの影響で、2歳の頃から何度も甲子園に足を運んだ。自身も小学3年から投手を始めたこともあり、物心ついた時から虎の守護神が投じる魔球にくぎ付けだった。

 「あれだけ偉大な方でも、抑えるために足の上げ方とか、ちょっとしたしぐさを変えたりしていた」と動画で何度も投球をチェックし、細かなテクニックまで参考にしてきたという。

 もちろん、同じレベルになるには相当な努力が必要だということも分かっている。「体の強さも柔軟性も、瞬発力もまだまだ未熟」。甲子園に出場し、高校生トップレベルと言われても、決して今の自分に満足はしていない。

 「(阪神と対戦した時は)絶対に抑えたいです」と目を輝かせた小林。長年、広島が苦戦してきた「火の玉ストレート」を習得し、いつか憧れを超える脅威の右腕へと成長してみせる。

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