広島・矢崎 5年目の来季は先発勝負 7回1失点5K「切り替えが必要」

 「フェニックス・リーグ、広島7-6西武」(14日、天福球場)

 一つずつ、確実な成長を目指す。先発した広島・矢崎が7回を6安打1失点5三振と試合をつくった。最速は149キロをマークし、球数は125球と増えたものの四球は3個。「目の前一人一人の打者に、次に次にと切り替えが必要」。走者がいても気持ちを静め、結果を出した。

 フェニックス・リーグ開幕戦となる8日のDeNA戦では最速150キロを計測し、6回無安打1失点。2試合連続での好投に、東出2軍監督代行は「2試合、良いんじゃないか。ストライクゾーンで勝負できている」と振り返った。

 しつこいタイプの打者に対しての攻め方が今秋の課題だ。「ブンブンと振ってくる打者じゃなく、コンパクトに振ってくるのに対してどうやって打ち取れるか。それが次の段階」と同監督代行。ファウルで粘られても根負けしない技術とメンタルを養っていく。

 今季は1軍で中継ぎとして6試合に登板。9月中旬の2軍降格後から先発調整を開始した。入団1年目は先発。その後は中継ぎにまわった。矢崎は「僕が決めることではないんですけど」としながら、来季は再び先発で勝負する構え。勝負の5年目だ。

 「一球一球の精度を上げていきたい。長い回を投げるので、悪い状態になったときに修正したり、切り替えができたら」。鍛錬の秋。手応えをつかんで終えてみせる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス