広島・九里が8勝 自己最多タイ10Kもピンチで降板「塹江のおかげで勝てました」

勝利が決まり、ウイニングボールを渡そうとする塹江(手前)に笑顔を見せる九里(撮影・立川洋一郎)
8回、満塁のピンチで登板しヤクルト・村上を三振に仕留める広島・塹江=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
ヤクルトに勝利し広島・九里(右)をねぎらう広島・佐々岡監督=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
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 「広島2-0ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)

 先発した広島の九里亜蓮投手(29)が128球を投げ、7回2/3を3安打無失点。自身4連勝となる8勝目を挙げた。

 初回、1死一、二塁の場面で村上と塩見を連続三振に打ち取り、ピンチを切り抜けるとリズムに乗った。変化球を低めに集めた丁寧な投球でヤクルト打線を手玉に取り、三回から七回までは毎イニング三振を奪うなど今季初、自己最多タイとなる10三振を奪った。

 八回、2死三塁から青木と代打・西浦に連続四球。満塁となったところで無念の降板となったが、代わった塹江が村上を三振に斬った。「回の途中で降板して悔しいですが、塹江のおかげで勝てました。感謝しかない」と好リリーフした左腕をたたえた。

 佐々岡監督は「本当にいいピッチングを続けてくれている。攻める投球ができている」と絶賛した。

 残りの登板数は2試合の見込み。残り7回1/3となった規定投球回到達も視界に捉えている。お立ち台で「(チームで)一番勝っているのが、(9勝の)森下なので」と話した右腕が最後まで全力投球を続けていく。

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