広島・薮田が919日ぶり勝利 6回3安打2失点8奪三振「もう一回、きょう以上」
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「阪神5-9広島」(22日、甲子園球場)
先発した広島の薮田和樹投手が6回3安打2失点と好投し、18年4月17日のヤクルト戦以来、919日ぶり。先発としては同年4月3日の同戦以来となる933日ぶりの勝利を飾った。
初回、2死からマルテに左前打を浴びるも二回から五回は毎イニング三振を奪いながらパーフェクト投球。六回に糸原の右前適時打と暴投で2失点したが、1死三塁からマルテを三振、大山を遊ゴロに抑え、ピンチを切り抜けた。佐々岡監督は「よく投げてくれた」とたたえた。
17年は15勝を挙げ、最高勝率のタイトルを獲得。しかし、18年は9試合。昨年は4試合の登板にとどまるなど低迷していた。
この日は8奪三振を記録し、「ここ2、3年は空振りを取れなかった。三振を取れるようになったのは手応えを感じています」と振り返った。
今季は2度先発を務めるも勝ち星をつかめず、“3度目の正直”で初勝利を挙げた。「勝つことは難しいと思った。もう一回、きょう以上の投球をしたい」と意気込んだ右腕がこの勝利を弾みに再起を図っていく。