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広島・鈴木誠 5年連続2ケタ弾「とにかく雑にならないよう」巨人に大敗5連敗

 「巨人11-3広島」(1日、東京ドーム)

 節目の一発にも笑顔はない。広島の鈴木誠也外野手(25)が5年連続2桁本塁打をマークした。2-11の八回、左翼席へ10号ソロ。大勢は決していたが、意地の一撃だった。チームは大敗し、7年ぶりの巨人戦5連敗。借金は今季最多の7と膨らみ、首位巨人とのゲーム差は9に広がった。6カード連続で勝ち越しがない苦境を打破する1勝を、きょうこそつかみ取れ!

 悔しさを押し殺すように、敵軍が勝利に沸く光景を見つめた。試合が終わると、鈴木誠はしばらくベンチに座ってグラウンドに視線を向けた。その様子は敗戦の重みを受け止め、必死に何かを目に焼き付けているようにも映った。首位・巨人に力の差をまざまざと見せつけられての大敗。そんな劣勢感が漂う試合展開でも、主砲は戦う姿勢を貫き通した。

 八回1死無走者で、この回からマウンドに上がった巨人2番手・宮国と対戦。カウント1-1からの3球目、140キロ直球を完璧に振り抜くと、打球は左翼スタンド中段へ着弾する豪快弾。今季10号ソロで、自身にとっては5年連続の2桁本塁打達成となった。

 2-11と大量ビハインドでの一発。背番号1は一切笑顔を浮かべず、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。2桁本塁打達成に「特に意識も何もしていないです。こういう試合展開になってしまったので、とにかく雑にならないように心掛けてプレーしました」。3試合ぶりの本塁打に加えて初回は先制適時二塁打。だが、孤軍奮闘の活躍も報われず完敗。その引き金は、守りのミスだった。

 同点の三回、無死一、二塁で3番・丸のバントを処理した松山が一塁に悪送球。その間に二走・亀井が生還し、逸(そ)れた送球が右翼前で失速する隙に打者走者の丸にも二塁を陥れられた(丸の記録は内野安打)。高ヘッドコーチは「まずい守備だった。一つは確実に(アウトを)取らないとね」と致命的なミスを悔やんだ。

 その後、先発・床田は犠飛と適時打を許し3点を失った。1-6の六回には3番手・ケムナが岡本に満塁弾を浴び、試合を決められた。床田は三回で降板。拙守が響いたとはいえ、ここ数試合で良化の兆しが見えない左腕。次回登板に佐々岡監督は「もうないです。(2軍に)落とす」と2軍降格を明言した。

 巨人戦は7年ぶりの5連敗で、借金は今季最多の7。過去広島は借金7から優勝した年はない。「選手は勝つために、必死にやっている。またあした、集中力を持ってやるだけです」と指揮官。勝利への執念を燃やし、負の連鎖を食い止める白星をもぎ取る。

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