広島ドラ2宇草、おうち時間で読書トレ 定位置争いも“リード”する!

 広島のドラフト2位・宇草孔基外野手(23)=法大=が16日、“読書トレ”でモチベーションをアップさせていることを明かした。最近読んだ藤由達藏著の「結局、『すぐやる人』がすべてを手に入れる」という自己啓発本が印象に残ったというルーキー。行動力の重要性を説いた内容に共感するとともに、一歩踏み出すスタンスを大切にしながら、さらなる成長を誓った。

 輝く未来を思い描くと、自然と口調は熱を帯びた。1勤1休の練習期間では寮での時間が増え、宇草はその時間を読書に充てているという。学生時代は「若干(本を)読んでいたけど、続かなかったです」と頭をかいたが、「たまたまこの期間、興味が湧いて。読んでみたら面白くて」とマイブームになっている。

 手に取るジャンルは多岐にわたり、話題を集めたカリスマホスト・ROLANDの著書も読破して「面白かったし、読みやすかったです」。そして、最近読んだ一冊の自己啓発本が自身の心に深く刻まれたと明かした。

 そのタイトルは「結局、『すぐやる人』がすべてを手に入れる」。行動力について書かれたもので、一歩踏み出す重要性が趣旨の内容だ。宇草はそれを野球に置き換えながら共感しているそうで「打撃フォームでも『これで(自分のスタイルが)崩れたらどうしよう』ではなく、変化を怖がらずに。まずやってみたらその後、絶対何か生まれると」。自身もこれまで行動に移してから学ぶという意識を持っていたため、「再確認できた」と納得顔だ。

 特に印象に残ったのは「絶対に譲れない価値観と、心躍る未来像」という文言。自分の中で譲れない価値観は「いろいろあります」と笑いつつ、心躍る未来像に話が及ぶと口元を引き締めた。「レギュラーで試合に出て、活躍すること。まだまだですけど『そうなってやるんだ』というのは、常に持ちながらやっています」。野心にあふれる若武者は、決意を新たにした。

 この日2軍は「通い組」が練習日だったため「寮生組」の宇草は休日。練習した前日15日には、内角を打つ際の体の使い方を修正していたという。内角を打つ時に、体を「逃がして芯で打とうとする」傾向があると分析。それを踏まえ、スタンドティーでは通常より長いバットで「詰まってもしっかり振る」という感覚を体に染みこませている。

 活字を追いながらモチベーションを高め、「もっと読みたいですね」と読書熱は高まるばかり。好奇心と貪欲さに満ちたルーキーは“なりたい自分”をイメージしながら、未来を切り開いていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス