床田、逆転2位へ今永に投げ勝つ 初の規定投球回あと「9」完投で決める

 18日のDeNA戦(横浜)に先発する広島・床田寛樹投手(24)が17日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加。相手先発・今永に投げ勝ち、無心であと9イニングに迫る初の規定投球回到達を目指す決意を示した。今季、相手左腕とは過去1度の対戦で敗れているが、今後の順位を占う上でも重要な2位・DeNAとの一戦。チームのため、そして自身のためにも快投を披露する。

 練習後、ベンチ裏に引き揚げてきた床田は闘志を燃やした。今季最後の先発登板になるかもしれない18日・DeNA戦。相手のマウンドにはリーグ防御率トップの今永が立つ。2位との1・5ゲーム差をひっくり返すため、チームにとっても負けられない一戦だ。

 「勝てれば(ゲーム差が)縮まる。大事な試合なので、何とか勝って期待に応えたい」

 マウンドに立てば雑念を払うことが重要。過去、今永と投げ合ったゲームは通算2戦2敗。今季は5月10日の対戦で、宮崎に2本塁打を許すなど、5回7安打6失点(自責5)で黒星を喫した。

 「相手が今永さんだから点を取られてはいけないと思って、あんな結果になった。なのであまり気にせずに。相手は関係なく自分の投球をしていきたい」

 今季DeNA戦は5試合で2勝1敗、防御率2・38と好成績を残すだけに、普段通りの投球が結果へつながる。主砲・筒香には10打数4安打と分が悪いが「内角が甘くなって2本ホームランを打たれているので、厳しくいきたい」と意気込む。

 初の規定投球回到達まであと9イニング。今季唯一の完投は4月13日のDeNA戦で、舞台も敵地と好条件がそろうが、無心で臨む。「正直、明日(規定投球回到達を)決めたい。でもそれを意識したら変な投球になると思う。気付いたら試合が終わってたというのが一番いい」と言う。

 前回登板の11日・中日戦は6回2失点。ペース配分など考えていないつもりだったが、佐々岡投手コーチに「そう(考えているように)見えた」と指摘された。「規定投球回を意識して、全然イニングを投げられなかった。先は考えず、一人一人、全力で投げたい」と目の前の打者に集中していく覚悟だ。

 現在、4試合連続6回以上2失点以内を継続している左腕。DeNAとはCSで再戦する可能性もあり、「(相手に)嫌だなと思わせるような投球をしたい。でもまずは一人一人しっかり取っていく」と力を込めた。残り4試合の中、18日はリーグ4連覇が完全消滅する可能性もある一戦。強い心で、相手打線を斬る。

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